ネットにオリジナルコンテンツはほとんど無く、
99%は他メディアのコンテンツに反応する二次情報だ。
これは、ネットで一次情報を作っても稼ぐモデルがまだないからだ。

川上量生氏のコメントが面白い。
4Gamer.net ― コミュニティサービスの本質ってどこにある?――はてな・元CTO伊藤直也氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第8回
今あるネットサービス(コンテンツ)の世界では,素晴らしいコンテンツの10万PVと,質の悪いコンテンツの10万PVが,まったく同価値で扱われてしまう構造になっているわけです。これって,少なくともコンテンツ業界(良いコンテンツを作ろうとする会社)は生きていけない環境ですよね。

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「ネット企業はコンテンツに寄生して収益を上げている。にもかかわらず、広告収益はプラットフォーム側がもらう。それはニコ動もGoogleもそうだが、コンテンツに対する利益還元プログラムがエコシステムとして機能しなければ、プラットフォームがいずれ崩壊する。コンテンツが収益を上げられる仕組みを作るのは自分たちのためでもあり、社会的な責務でもある。」

この既存コンテンツに寄生するモデルが、
ネットでは現状で最も効率的な食いぶちで現実なんだけど、
それが寄生主から体力を奪うものである以上、長い目では未来がない。

なので理想論では、
コンテンツをネットで生むモデルを作っていくべきなのだけど、
コンテンツで儲けるにはざっくり
・有料販売
・広告モデル
があるが、有料販売は今後どんどん拡大していく。
ただそれは、
コンテンツの販売がネットでもできるようになっていくという、
ストレートで王道な“見えている”未来だ。

まだ未来が見えないのは、
テレビのような、広告モデルで無料でコンテンツが提供される
モデルをネットでどう作るかだ。

CGMやコミュニケーションツール内で展開される広告モデルは素晴らしいとして、
テレビ的な、ベタなエンタメコンテンツがまだまだネットには足りないと思う。

そしてそれを生むには、川上氏が指摘する、広告モデルにおける、
「素晴らしいコンテンツの10万PVと、質の悪いコンテンツの10万PVが、
まったく同価値で扱われてしまう構造」をいかに打破するかにかかっている。

最近広告のタイアップでもコンテンツが作られはじめているのは、
ソーシャルメディアによって、コンテンツに対する反響の部分が大きくなり、
PV以外の評価軸が未成熟ながらも意識されだしてきたからだと思う。

制作費を出そうというクライアントは着実に増えてきている。
そしてコンテンツによって、
TwitterとFacebookの反応のバランスが違うのも面白い。

これまでの経験として、
Twitterの反応=見出し、フックの強さ
Facebookの反応=コンテンツの満足度
のように見える。

タイトルの引きが強いが中身を伴わない場合、
Twitterの反応は良いのにFacebookだと反応が悪い。

タイトルの引きは弱いが中身が面白い場合、
Twitterの反応は悪いのにFacebookだと反応が良い。

当たり前だけどフックと中身の両方が必要だ。

コンテンツを(ある程度)ちゃんと制作した上で、
さらになんらかの圧倒的な誘導でレバレッジをかければ、
効果は計り知れない。実例がどこかで早くでればいいのだけど。

と、ここまで友人に話したら、
「そういう理由つけてグラビア使いたいだけなんだろう」
と言われた。確かに。