今年の5月に亡くなられた俳優の児玉清さんのエッセイ「負けるのは美しく」がめちゃくちゃ面白かった。
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映画全盛期の撮影現場の様子や、テレビ黎明期のカオスな状況が、美しい文章でまるで自分が現場にいるみたいに読むことができる。当の本人が俳優としてすべて立ち会ったエピソードばかりなのでそれも当然だ。エピソードは多岐にわたるが、映画が凋落してテレビがここまで成功するとは当時誰も予想していなかった、という。

特に「無邪気だけが残った」という作品論はおもろかった。

負けるのは美しく (集英社文庫)
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