こんな夢を見た。

「五歳の女の子はどこへ消えたのか?」探偵、暗知小五郎(27歳)は自問していた。滋賀県湖南町のど田舎に住む、小田家の一人娘アンナちゃん(5歳)が二日前に失踪していた。

最も疑わしいのは、小田家の隣に住む、建設業を営む田宮家だ。田宮家には大きな池があり、水辺で遊ぶアンナちゃんはよく目撃されていた。

小五郎は、推理するよりも被害者の行動を体験してみた方が早いと唱える体育会系探偵だ。アンナちゃんが池で溺れたのかと思った小五郎は池に飛び込んでみた。

すると、水辺から急に深くなっており、岸辺はぬるぬるとして滑り、一度入ってしまえば出にくいことがわかった。小五郎は、この池がアンナちゃんを殺したことを確信した。なぜなら彼自身が溺れて死にそうだったし、実際に10分後に彼は死んでしまったからだ。

彼は死ぬ瞬間、「俺は真実を知ったが、そんなことよりもっと生きたかったなあ」と思った。